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エコであたたか~い 「湯たんぽ」だけど…

エコで優しい暖かさの「湯たんぽ」。カラフルでかわいらしいカバーがたくさん売られ大人気!使う人に合わせてカバーを選んではいかがでしょう。
寝るとき以外で、勉強中の子供の足元や腰に当てて使うのもいいですね。

意外に怖い!低温火傷(やけど)

湯たんぽを使う上で最も気をつけなければならないのが、火傷(やけど)です。
沸騰したお湯を湯たんぽに入れるときは、特に注意が必要です。

でも意外に怖いのが、高温による火傷ではなく、体温より少し高い熱に数時間さらされる事で起こる低温火傷。
湯たんぽを使って起こるトラブルで最も多く、普通の火傷より重症になる場合がほとんどです。
低温火傷そのものは、44度程度の低温でも発生します。
この程度の温度では熱さや痛みを感じないので、火傷の中でも皮膚の損傷が最も深いⅢ度に至ることも。

◆沸騰させたお湯をそのまま使っている方
必ず適温(70度以下のお湯)にして下さい。
心配な方は、さらに水を加え温度を下げる事をお薦めします。

◆自作の湯たんぽカバーを使っている方
できるだけ付属のカバーの使用をお薦めします。
自作のカバーを使う場合は「厚い素材」で「袋状の物(完全に包める物・使用中に本体が出てこない物)」が良いでしょう。

◆高齢者の方、足の血流が特に悪い方
特に低温火傷を起こしやすいため「直接足に当てずに足元を暖める」ようにして下さい。
問題は、長時間同じ場所に当て続ける事です。
本来であれば直接足に付けて眠っても、熱を感じて無意識に位置をずらしたり、寝返りをうったりして、自然と予防する事が出来ます。
しかし、何かの原因でそれが出来ない場合、低温火傷の危険が出てきます。
安全を考えるなら直接足に付けずに、少しだけ離して使うか、布団を温めるだけに使い、寝る時は布団から取り出すのがお薦めです。

加熱中に爆発の危険も!
最近では電子レンジ、従来のガスコンロに加え、IHヒーターでも直接加熱できるタイプなどで誤った使用により加熱中に爆発事故が発生していることを国民生活センターが発表しました。

電子レンジを使う場合
オート機能を利用して湯たんぽを加熱すると、規定の時間の2倍以上になっても運転が止まらずに、湯たんぽが爆発して中身の熱湯が吹き出てくる場合がある。

ガスコンロ、IHヒーターを使う場合
直接加熱できる湯たんぽを、間違って口金をしたまま直接加熱すると湯たんぽが爆発することがあった事例があります。
爆発までしなくても、加熱した後の湯たんぽを取り出して口金をはずすと勢いよく熱湯が噴き出すこともあるといいます 。

正しい使い方で暖かい冬を過ごしましょう。

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