【足の赴くままに】
散歩は、歩くことを純粋に楽しむ、贅沢な時間の過ごし方です。
その際、「足の赴くままに」、「足の向くままに」という言葉を使ってみませんか?
「毎朝、足の赴くままに30分ほど近所を歩いています」といえば、自由な時間を楽しんでいる幸福感が聞き手に伝わります。
「足に任せて」「足任せに」も同じ意味。
「風に任せて」は、風に流される雲や帆掛け船に自らを喩えた言い方で、意味するところは同じですが、ちょっと気取った表現です。
【道すがら】
散歩は、思案や思索の場にもなります。
たとえば、子どもの進路といった大事な問題についても、散歩中の思案でいい考えが浮かぶ可能性は大いにあります。
「散歩の道すがら考えたんだけど・・・」と言えば、真剣に考えたことが伝わります。
「道すがら」には「途中」だけでなく、「道を歩く間じゅう」という意味もあるからです。
【道標(みちしるべ)】
最近では、散歩コースを設定してその案内を各所に置いてくれている市区町村が少なくありませんが、その案内を「標識」や「看板」と言ってしまうとドライブをしているよう。
「道標に従って」と言えば、風情が生まれます。
