マイ箸を使う方も多くいらっしゃいます。
箸を使う国は他にもありますが、日本人ほど箸を器用に使う文化はありません。箸のマナーを覚えておきたいですね。
◇お客様には割り箸を
箸には格式があり、両側が食べられるようになっている“祝い箸”は、もっとも格式の高い箸。結婚式や正月などの祝い膳に使用し、一度使用したら捨てるのが基本。
次が“割り箸”で、まだ誰も使用していない箸ということで、お客さまをもてなす際に使用します。
最後が“手元箸”“塗り箸”で、家庭など決まった人が繰り返し使用するもの。
割り箸を使う時は、ひざの上で横に寝かせたまま、扇を広げるように静かに割り、ささくれがある場合は、そっと手で取り除く。食べ終えたら箸袋に戻し、袋の先の方を結ぶか折っておく。
使い終えた箸は折らないこと。
◇箸と箸置きはセット
お客さまには箸置きも準備する。
箸置きがないときは、箸先を小皿に乗せるか、箸袋で箸置きを作って置いても良い。
お膳があれば、そのお膳の縁を箸置きの代わりにしても良い。