食材を美味しいまま保つことができる「50度洗い」。
野菜や果物はもちろん、お肉や魚も適応できます。
肉、魚、貝、果物も採れたての元気回復
50度調理法の効果を発見したのは蒸気技術工学の専門家、平山一政さん（75才）が、熱の実験中に発見した。
理屈は、野菜がしおれるのは細胞の水分がなくなるからだが、50度のお湯に入れるとヒートショックで葉の表面の気孔が開き、細胞に水分を取り込むのだという。
◆スゴさ １ 鮮度が長持ち
50度洗いしなかったものに比べ、５日間たってもホウレンソウ、レタス、もやしなどの野菜がほとんどしおれないという現象に。
◆スゴさ ２ 菌の大幅な減少
50度で洗った野菜は、水だけのものに比べ、菌が10分の１に減る。
◆スゴさ ３ 野菜だけではない
肉は赤味が鮮やかになり、うま味も閉じ込めてくれる。
アサリ、カキなどの魚介類をはじめ、きのこ類、果物、加工品にも効果がある。
50度洗いの注意点
・50度洗いをしたらよく乾かし、冷蔵庫で保存する。
・お湯は約48～52℃、43℃以下は菌が繁殖するのでNG。
・肉や魚、貝類は50度洗いしたら保存しないですぐ調理すること。