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福を呼び若返りを願う~ 菊 ~

重陽(ちょうよう)の節句は、9月9日に行なわれる五節句最後の節句のお祝い。
中国では、邪気を払い長寿の効能があると考えられていた菊を用いて、重陽の節句を祝っていました。
日本でも菊の花を飾って楽しんだり、菊の花びらを浮かべた菊酒を飲んだり、菊をおひたしやお吸い物などにして食べていたことから、別名「菊の節句」と呼びます。
菊を飾ることで家に福を呼び込み、菊の持つ長寿のパワーを身体にとりこんで健康になるという意味で、菊の香りや味を楽しみます。
菊は福を呼び、不老長寿、無病息災、若返りを願う花として、重陽の節句では欠かせない縁起の良い花となっています。

本来縁起の良い花なのにお見舞いやお祝い事には向かない
最近では葬儀でも洋花を使うことが増えていますが、一般的には「お葬式の花と言えば菊」のイメージがあり「死」を連想させることから、お見舞やお祝い事に菊を選ぶのは避けた方が良いでしょう。
贈る方や贈る場所を考えて、わからない場合はお花屋さんに相談してみましょう。

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