飲む水分にご注意を!
熱中症が心配な季節がやって来ました。
熱中症対策でこまめに水分補給する人が増えています。
最近では、ペットボトルや缶入りの飲み物の種類が豊富なので、選ぶときに「清涼飲料水なら体に良さそう」と思いがちですが、決してそうとは言いきれません。
◎清涼飲料水とは
炭酸飲料や果汁飲料、コーヒー飲料、茶系飲料、ミネラルウォーターなどがこれに当たります。
このように清涼飲料水の中には、糖分が多く含まれているものもたくさんあります。
水分を摂取するときには、原材料名などをチェックして、糖分が多すぎないかを確認しましょう。
状況に合わせて飲み物を変える
◎日常の水分補給 → 水
日常の水分補給は、水で充分です。
普通の食事をしていれば、必要な塩分も取れているので、塩分を補給する必要はありません。
◎軽い運動・入浴・軽い発汗がある時→ 水・スポーツドリンク
軽い発汗がある場合は、水か、スポーツドリンクでナトリウムが入ってるものがおすすめ。
◎炎天下で発汗がある時→ 経口補水液・スポーツドリンク
炎天下でのスポーツや仕事などは、大量の汗をかいて、水分・塩分が急速に不足することがあります。
すると、急性の脱水症・熱中症になります。
熱中症は、体内に水分がなくなると発汗できなくなるために、体温が上昇し、水分・塩分を補給しないと、どんどん体温が上昇して重症化します。
経口補水液(けいこうほすいえき)とは
水に塩分とブドウ糖が体内で吸収しやすい比率で入っているため、吸収率が高いので熱中症対策として注目されています。
日常的に飲む必要はありませんが、運動する人や屋外で作業をする場合は、念のため準備しておくと良いでしょう。
市販されていますが自宅で作ることもできます。
◎作り方
水1リットル+砂糖20~40g(ブドウ糖の方が良い)+塩3g
※飲むときの注意
基本的にはゆっくり少しずつ飲むこと。
軽い脱水症状を生じている場合は、美味しく感じるが、正常な状態で飲むと美味しいものではない。
脱水症状改善のために飲むので、薄めたり飲みやすいようにジュースなどと混ぜたりしない。