5月だから「五月晴れ」 「五月雨」?
この五月(さつき)は旧暦の呼称で、現在の6月のことを指していて、梅雨の時期にあたることから、「五月晴れ」とは「梅雨の合間の晴れ」のことを意味している。
しかし、「五月晴れ」を「5月の晴れた空」という意味で使われることが多くなり、今では広辞苑にも「5月の空の晴れわたること。また、その晴れわたった空」と記載されている。
しかし、五月雨(さみだれ)は現在の6月に降りつづく長雨、梅雨のことで、本来の意味のまま。
鯉のぼりについているヒラヒラは何?
ヒラヒラした物を「吹き流し」と言い、幼子の無事な成長を願って「魔よけ」の意味で飾られた。
吹き流しは、戦国時代から、魔除けとして、使われており、「五色(ごしき)」は、古代中国の「五行説」(ごぎょうせつ)に由来していて、万物は、木・火・土・金・水の五つの要素で形成されているとの考え方。
木は青・火は赤・土は黄・金は白・水は黒を表現している。
あやめ?しょうぶ?かきつばた?違いは?
あやめとしょうぶはどちらも漢字で書くと「菖蒲」 。
菖蒲湯にする菖蒲はサトイモ科で別の物。蒲(がま)の穂のような黄色い花が咲く。
きれいな花が咲く物は「花菖蒲」で、「あやめ」「かきつばた」の3つは、すべてアヤメ科アヤメ属。
これらの花弁の元をみると、花菖蒲は黄色の目型模様、あやめは網目模様、かきつばたは白の目型模様。
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