人間は「喜怒哀楽」4つの感情を表現しながら日々生活しています。
家庭や職場、学校での人間関係でついつい怒ってしまう場面もあるでしょう。
また、怒ってしまった自分がイヤになってもっとイライラしたり・・・。
憤怒は他人にとって有害であるが、憤怒に駆られている当人にとってはもっと有害である ※トルストイ
大声で怒鳴って感情を表す人。
腹立たしくてもじっと我慢して表情や言葉に出さない人。
どちらが良いか悪いかではなく、怒ることが体にどんな影響を与えているのか考えたことがありますか?
イラッとしてカッとなる→頭に血が上る→血圧上昇→筋肉の緊張→過度のストレスが蓄積される・・・。
意欲低下・イライラ感・不眠などといった情緒面への影響と、慢性頭痛・肩凝り・耳鳴・めまい・高血圧 やストレスにより胃潰瘍や食欲低下、または過食症になることも。
怒りで直接病気になるというよりも、不調の原因となり、さまざまな症状を引き起こしているのです。
怒りのタイプ
《もやもやタイプ》ストレスにさらされ、原因がわからず、もやもやした状態が続き、慢性的にイライラしやすくなる。
《体調リンクタイプ》疲労や体の痛みがでると、イライラが出やすい。
《ムシャクシャタイプ》言いたいことが言えない、感情を自分の中に抑えておけない。
ゆるしは自由と幸せと希望をもたらすもの ※G・G・ジャンポルスキー(アメリカの精神医学者)
怒りを発散するために、物を投げる蹴る、他人に影響なく暴れることは一見発散法として良いように思いますが、その行動によってさらに感情をエスカレートさせ、攻撃的な言動を助長するという調査結果もあります。
怒りと呼吸
人は怒っている時、息を詰めて呼吸が止まったり浅くなっています。
呼吸とセットの解消法
怒りのスイッチが入ったら息を吐く・・・息を吐くだけ、でも体の緊張がほどけます
頭の中で10数える・・・10数える間に呼吸を落ちつけます
スポーツ・・・体を動かす+呼吸
ヨガ、太極拳・・・ゆっくりした動き+呼吸
カラオケ・・・声を出す+呼吸
入浴・・・温める+呼吸
意識を変えてみる
◆怒っている自分を受け入れる
人間は感情があって当然。
「怒っちゃったな」「よく我慢したな」とそのまま認めてあげる。
◆『ありがとう』と言う(思う)
怒っているのに感謝なんてできないと思うかもしれませんが、
「成長させてもらっている」
「また1つ勉強になった」
と思ってみることで、相手と自分、周囲の人をゆるし、怒りのエネルギーを感謝に換えてみると案外楽に過ごせそうです。