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日本の伝統<水引・のし>

お歳暮やお年賀など、ほとんどの贈り物には「のし」が付いていますが、「水引・のし」の意味をご存知ですか?
【水引】包んだ和紙を結び止めるものとして使われたもので、和紙をこより状にし、水糊で固めたことから水引と呼ばれるようになりました。
紐の本数は5本が基本形で、右側が濃い色になるように結びます。
【熨斗(のし)】
本来、鮑(あわび)を細く薄く切り、叩いて伸ばしながら乾燥させた保存食を「熨斗鮑(のしあわび)」と言い、慶事などの祝い事の贈り物などに添えられていました。
栄養豊富な熨斗鮑は貴重でしたので、縁起物や長寿の象徴でもありました。
正式な贈答品には、紅白や黄色の紙を折って作られた「折りのし」を付けますが、「のし袋」や「のし紙」に印刷されたものを使うことが多くなっています。

「のし=伸ばす」という意味もあり、病院へのお見舞いや弔事などには、熨斗の付いたものを使用しないのが一般的です。

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