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残していきたい美しい言葉

感情を表現したい時、感じ方を言葉に乗せて表現してみましょう。
★胸に迫る
「感動した」という言葉は、心を動かされた場面のほぼすべてについて使えますが、「感動」と一口で言っても実はいろいろな感じ方があるはず。
たとえば、ぐっと来た感じなら「胸に迫る」。
ずしんと来たなら「胸を打つ」。
じわじわ来たなら「胸に染みる」。
日ごろからこうした言い回しを使い分ける習慣を持つといいですね。
★思いを馳せる
遠くに住む人や、しばらく会わない人への手紙などでは、つい「想像する」という言葉を何度も使ってしまいがちです。
そこを置きかえるといいのが「思いを馳せる」です。「馳せる」とは馬などを「走らせる」こと。
「体はここにありますが、思いはあなたへ向けて走らせています」という、親愛の情もほんのりと伝わる表現です。
いろいろなことを想像している場合には「思いを巡らす」という言い方も使えます。

★憤りを覚える
「チョーむかつく」という言葉であらゆる不快感を表現する人が増えていますが、「むかつく」は本来「胸がむかむかする」、つまり吐き気を感じるような不快感を表す言葉。
怒りを表す言葉の代表は「腹が立つ」。
心の中で怒りの炎は燃え続けているが、じっと抑えているというニュアンスを持つのが「憤りを覚える」という言葉です。
★胸を撫でおろす
心配事が消えて一安心、というときの気持ちを表す言葉に「胸を撫でおろす」があります。
「アー、ほっとした」と言いながら両手で胸のあたりを「撫でおろす」情景が目に浮かぶ表現。
「安堵した」よりも豊かにその心情を伝えます。

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