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熱中症予防“暑さに適応する体”

暑熱順化(しょねつじゅんか)で、熱中症にかかにりくくなる。
自然の気候に身体機能を適応させることを「順化」と言い、暑さに体が耐えられる状態になることが「暑熱順化」。
順化前後で最も違うのは汗腺の働きで、順化すると汗腺の機能が高まり、汗が出て行くときに汗腺でナトリウムが再吸収され、塩分の少ない“サラサラの汗”がかける体になります。
熱帯地方で生活している人は、自然に汗腺が訓練されて、より塩分の少ない、少量の発汗でも体温の調節ができるように汗腺機能が高まっています。
暑熱順化させるポイントは「自力で汗をかく練習をする」

10分のウオーキングを1日5回、半身浴やサウナで汗をかく、この組み合わせで1週間程度で暑さに慣れる。
途中で熱中症にならないよう、休憩と水分補給をする。
順化しても、運動をやめたり暑さに体をさらさない日が続くと効果は薄れてくるので、続けることが何より大切。
睡眠中も危険!
体内の水分はじっとしていても尿や汗、呼吸などで1日に2L前後失われる。
夏は睡眠中に失う汗の量も多く、500mlから1Lになることも。
体内水分量が少ない高齢者は睡眠中に脱水状態になる危険が高いので、水分補給には十分注意が必要です。

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