「酸化」より肌も体も老化させる「糖化」
糖は体に大切なエネルギーとして使われますが、余剰分は体内に残り、タンパク質や脂質と結合して蓄積します。
これが「糖化」で、体が「コゲる」とも言われます。
糖化により生み出される老廃物(「AGEs(糖化最終化合物)」と呼ばれる)の蓄積が病気や老化を起こす原因となっています。
「糖化」が進んでいくと、肌を老化させるばかりか糖尿病などの病気につながることも。
今は「酸化」よりも「糖化」のほうが美容と健康に大敵!と言われています。
今すぐチェック!
☑ペットボトルの清涼飲料水をよく飲む
☑バッグやデスクにアメやお菓子がいつもある
☑クッキーやケーキなど甘いものの間食が多い
☑ご飯や麺類などの主食をしっかり食べたい
☑丼ものが好き
☑甘辛い料理が好き
☑野菜や豆類が嫌い
☑つい早食いしてしまう
☑我慢できず夜食を食べることが多い
☑運動をほとんどしていない
チェックの数が多ければ多いほど「糖化」が進んでいる可能性大です。
「糖化」は、肌のシミ、シワ、たるみだけでなく、骨、血管、脳にも影響があるのです。
老化を進める“加齢・糖化・酸化”
年齢を重ねることで代謝が低下したり、ホルモン分泌が減少して老化します。
そこに酸化と糖化が加わると、老化をさらに加速させるのです。
「糖化」が進むと、どんな病気になるの?
多いのは、糖尿病。
さらには、目、脳神経、血管、血液、骨などにも、糖化は密接に関係していることがわかっています。
「糖尿病なんて年配の人の病気では?」と油断してはいけません。
最近は食生活の乱れやライフスタイルの変化、ストレス過多で、若い世代の糖尿病も増えています。
ほかにも、白内障などの目の病気、脳老化によるアルツハイマー、血管の病気の動脈硬化、骨量減少や骨粗鬆症など。
私たちの体のあらゆる部分で、糖化が起こり、病気の誘因になっていることがわかってきました。
毎日「糖化」予防
一日一杯のハーブティーがコゲつきを予防します。
ハーブティーの中でも、カモミールには「カマメロサイド」という糖化反応を抑える成分が入っています。
適度な運動は余分な糖を消費します。
食べる順番を野菜→魚介・肉→主食の順にする。
食物繊維の多い野菜を先に食べることで、後から食べる食品の糖や脂肪の吸収を穏やかにします。