新型コロナウイルスにも気をつけなければいけませんが、インフルエンザが蔓延する季節が近づいて来ました。
インフルエンザは、冬の乾燥した空気を好みます。
逆に湿度に非常に弱いので、室内を加湿器などで適度な湿度に保つことがインフルエンザ対策には有効です。
しかし、その加湿器が引き起こす病気もありますのでご注意を…。
「加湿器病」というアレルギー性の肺の病気が増えています。
一般的に使われ始めた加湿器の方式は、水を加温して蒸気を発生させ、加湿する加温式でしたが、その蒸気で乳幼児のやけど事故が多発し、今では見られなくなっています。
少し前より、超音波式という加湿器が普及し始めました。
ところがこの方式には予期せぬ欠点があったのです。
それは、水が汚染される欠点です。
超音波により、水道水の殺菌成分の塩素が飛んでしまい、殺菌効果がなくなってしまう構造上の問題があります。
その結果、加湿機によってばらまかれた微生物を長期間吸い込むと、アレルギーを引き起こしてしまうのです。
これを過敏性肺臓炎と言います。
症状は、風邪と似た「咳」や「たん」それに発熱、悪寒、倦怠感などですが、アレルギー反応が激しい場合は呼吸困難になる場合もあります。
お使いの加湿器を見直してみましょう。